夢追い人応援プロジェクト 参加者インタビュー

ミュージシャン 知念 夏樹
名前
知念 夏樹
年齢
35歳
出身地
横浜
現在のお仕事
タクシー会社所長
バンドと仕事の両立

現在どのような活動をされていますか?

うちの父親が、音楽が好きだったんですよ。ビートルズとか、色々なレコードがずっとかかっているような環境で育ちました。なので、特にきっかけというものはないのですが、自然と中学生になったらエレキギターをはじめました。そしてよくある流れで、ユニコーンとかのコピーを文化祭でやって友達が来てくれたりとか。

子供のころから負けず嫌いで目立ちたがりなんですよね。この負けず嫌いのとこが、「負けてもいいや」って思うようになったらおしまいだと思ってます。

若い頃は普通に不良だったんで(笑)、高校を中退して音楽で生きてく!なんて言ってた時代もあったんですけど。僕たちは恵まれた世代なんですよ。親は金持ってるし、ベビーブームも終わってるから競争相手も少なくて。

今はサラリーマンおやじバンドみたいなものをやろうとしてます。でも、バンドが趣味っていうことではないです。だからって、メジャーデビューして音楽だけで食っていこうっていうんでもなくて。

本当の意味の需要と供給のバランスがとれたバンドになりたいと思ってます。僕がやるから友達が聞きに来るんじゃなくて、僕の音楽を聴いて知らない人が聴きに来てくれるような。そういうのが理想ですよね。

――今は正社員でお仕事なさっているんですか?

はい。タクシー会社で所長やってます。タクシー会社って、時間に自由ききますからね。夢を追っている若者がたくさんいますよ。

会社でもそういう若者を積極的に応援していますので、地方から出てきて夢を目指すには最適なんじゃないですかね。社宅もあるし、時間の融通を(多少は)きかせてあげられるし。

こういう仕事をやっているから、ビジネスとして音楽もやれるんだと思うんですよね。バンド活動にも、ものすごく役立ってますよ。

――責任のあるお仕事とバンドの両立は難しくないですか?

僕は思うんですけど、「仕事」と「夢」を分けて考えるから難しくなっちゃうんじゃないかな。どちらも同じに頑張ればいいんだと思います。夢をかなえるためにはフリーターでないといけないとかいう風潮はありますけど、逆にそれは「俺は夢があるからフリーターでいいんだ」って、逃げ道にもなるじゃないですか。僕は夢を免罪符にはしたくないですね。

きちんとした仕事をした上で、バンドの夢も持ち続ける。それが理想だと思います。それが可能であることを、僕が身をもって証明したいですね。

――バンド活動について教えて下さい

僕の曲は、語りかけない歌詞なんです。歌詞に物語を持たせるんですよ。主語が僕だったり、誰かだったりその時によって主人公は変わるんですけど。とにかく物語が大好きなんですよ。

ヒューマンドラマが好きなので、刑事ものの小説が大好きで、すごく本を読んでもいます。小説とか、映画とかを見ることは、他人の人生を覗いているような気持ちで、とても勉強になります。

あと、絶対に歌詞は日本語で書く。和製英語は使いますけど、アルファベッドの歌詞はかかないことをポリシーにしています。英語が苦手ってわけじゃないですよ(笑)

バンド名は、「二死満塁」なんですが、日本語にこだわりがあったんで、漢字にしようっていうことで決めました。あとは、野球が大好きなので、野球用語がいいねって。二死満塁の状況って、バッターにとってもピッチャーにとっても最高の見せ場じゃないですか。観客が一番注目する場面ですよね。ピンチとチャンスが裏表で、勝てばヒーローまあ負けても次に生かせるよねっていう。

よく、「9回裏の二死満塁?」って聞かれるんですけど、別に9回裏にこだわってはないです。試合中に何度も二死満塁っていう場面ってあると思うんですよ。人生にも何度もそういう場面ってあるんじゃないかな。

これから同じ夢を目指す人達向けてのメッセージ

たとえば、デビューできたとしたら、そこで夢は仕事になってしまうんです。だけど、売れてないうちは収入がほとんどない苦しい時期があったりします。忙しくて他にアルバイトをする時間なんて取れないので、本当に金銭面はキツイです。その後すごく売れたとしても、芸能は水商売みたいなものですから不安で辛い気持ちになると思うんですよ。きちんとゴールが頭に描けているかということは大事だと思います。

でも、若いうちは目一杯やったらいいと思います。アルバイトも夢をかなえるための修行になります。たとえば、タクシー会社であれば、仕事の中に人との触れ合いやドラマがあります。お客さんの中にも、普通は会えないような著名人がいたりすることもあります。他人の人生のワンシーンを覗き見できることは、本当に勉強になりますよ。

普通免許があって、3年以上経過していれば2種免許は会社でとることができるし。夢を追うには最高の仕事だと思います。僕はこれからも仕事の面で、夢を追う若者たちを応援しています!