夢追い人応援プロジェクト 参加者インタビュー

ミュージシャン 猪又 翔
名前
猪又 翔
年齢
28歳
出身地
埼玉県
現在のアルバイト
売店
ミュージシャン

あなたが追いかけている夢について教えてください。

去年の2月からライブの企画をしています。その名も「猪又フェス」。まんまですね。(笑)

それを今年は4月から月1回のペースでやっていこうと思ってるんですよね。内容は自分で発掘したバンドに出演依頼をして、ライブハウスでイベントをするんですが、目標としては、毎回100人集客したいと思っています。

きっかけは、お世話になってるライブハウスの店長が、「企画やらない?」って声かけてくれたことなんです。月曜日の夜なら、レンタル料無料でやってくれるってことで。まあ、月曜日ってちょっと人を集めるのは難しいんですけど、やってみようってことになりました。

今まで企画なんてやったことないし、最初は戸惑いましたよ。だけどやってみたら「ああ、これが俺のやりたかったことなんだ!」って思いましたね。実は企画をやってみたかったみたいです。(笑)

猪又フェスを成功させて、100人ぐらい集客できるライブハウスをいくつも作ることが今の夢です。

――夢はメジャーデビュー!ではないんですね?

もちろん、自分も音楽を作ってるんで人に聴いてもらいたいっていう気持ちはありますよ。自分の言いたいことを伝えたいって思っています。

でも、それ以上にみんなを幸せにしたいっていう気持ちが強くて。

今のライブハウスとか、ライブって愛がないなあって感じるんですよ。音楽の形って、どんどん増えてるじゃないですか。初音ミクみたいなものがあったりするし、自宅でYOUTUBEにアップするだけっていうのも増えてると思うんです。

その一方で、ライブハウスが過疎化してきているんですよ。バンドマンが減ってきている。せっかくライブハウスっていう、場所があるのにもったいないです。

そもそも、ライブハウスももっとよくなるべきだと思います。若いミュージシャンに説教はするくせに、お金だけとって何もサポートしてくれない。もっと育てようという姿勢があってもよいと思うんです。そうでないと、ライブハウスはどんどんなくなってしまうと思います。

――「猪又フェス」について教えて下さい。

僕はアットホームなものを作りたいんです。仲間とか、友達とか、家族とか。そういうつながりを感じられるような居心地のよい場所を作りたい。

それには、まず出演者の人達の満足度が大事だと思ってます。出演者が満足できることで、お客さんも満足できるものができるんですよ。

音楽って、音楽だけじゃないと思うんですよ。技術的なことも大事だとは思いますが、その場の一体感とか。 毎回お客さんも出演者も楽しみにしてくれるような、そんな猪又フェスにしたいと思っています。フジロックとか、ああいう盛り上がりを素人で再現するみたいな感じです。

居心地がいいから、出演者も満足してくれて、お客さんも満足してくれて。それが口コミで広がっていくイメージですね。

――そもそも音楽をはじめたきっかけについて教えて下さい。

小学生の時は、絵とか小説とか書くのが好きだったんですよ。その時は結構周りにも評価されたりしてね。だけど、中学生になったら本気でやってる人たちにはかなわなくて。

なぜかストレス発散のために、詩を書き始めたんですよ。そして、中2の終わりに周りの友達がギターとか弾き始めたりして。遊びに行った時に、コードをひとつ教えてもらったんですよ。

そういえば、小学5年の時の誕生日にギターを買って貰ったなあって思い出して。買って貰った当時は、バック・トゥ・ザ・フューチャーに影響されただけだったから、ちょっと弾いてみたけど指は短いし痛いし。すぐやめちゃったんですよね。

それを引っ張り出してきて、弾いてるうちに楽しくなってきました。実はそれまで音楽は全然きいていなかったんですが実際に演奏する側に立つと急に興味が湧いて来たんです。

現在はどんなアルバイトをしていますか?

今はメインで公園の売店と、舞台の大道具補佐みたいなことをやってます。音楽との両立という意味でいうとうまくいっていると思います。冬は寒くて大変ですけど、そのぐらいしか大変なことがないです。

その前は、百貨店の食品レジみたいなことをやってたんですが、その時はつらかったですね・・・。遅番が多くて、それだと夜にライブ観に行けないし。しかも、レジが向いてなかったんですよ。(笑)

それでも、負けず嫌いなので4年間もやってしまいました。その時の辛さも、今となってはよい経験だと思っています。

これから同じ夢を目指す人達向けてのメッセージ

18歳とかで自分の夢がはっきりしている人なんてほとんどいないと思います。

僕も学校を卒業したばかりの時は周囲に流されて就職しました。周りがみんな当然のように就職活動してたら、焦ってしまって。結局2年間ぐらい働いてたんですけど。

でも、これから自分がどうなっていくんだろうって考えた時に何も見えなかったんですよね。2年間我慢してる間に、どんどん音楽をやりたい気持ちが高まっていって。そこで仕事を辞めてすぐ音楽を始めたんです。

やっぱり辛い状況の中でこそ、自分が本当にやりたいことって見えてくるんじゃないかな。

若い時は迷うことも多いけど、思いっきり苦しんだ方がいいと思います。何もしないのが一番よくない。もったいないです。

まずは自分が思うように、周りの声なんて聞かないではじめちゃえばいい。でも音楽の場合だと、そんな状態で自分が思うように作った原石みたいな、生まれたままのものをお客さんが求めてくれることってなかなかないと思うんですよね。

お客さんが欲しいものを提供できるようになるためには、周囲の声に耳を傾ける必要もあると思います。

とにかく人生は楽しむべきだと思いますよ。なんでもやってみるべきです。