夢追い人応援プロジェクト 参加者インタビュー

女優 加藤 千佳
名前
加藤 千佳
年齢
-
出身地
岐阜県
バイト代
-
現在のアルバイト
ファミリーレストラン
舞台女優

あなたが追いかけている夢について教えてください。

はい、私は現在舞台女優を目指して劇団に所属しています。

もともときっかけは小学校4年生の時に母が応募した市民ミュージカルに弟と一緒に参加したことです。

それまで特に演じる事が特別好きというわけではなかったのですが、母としては人前に出ることで自分を表現する力や自信をつけてほしい、という思いがあったようです。

オーディションに参加してみると、とにかく私の元気の良さがウケたようで合格し、ほどなく役もいただけるようになりました。

本格的に舞台女優を目指そうと思ったのは高校1年生の時に出会った「ベガーズ・オペラ」の影響ですね。

ジョン・ゲイの名作である痛烈な社会風刺オペラなのですが、鑑賞後、自分もこのように観る方に伝えられるようになりたい、「自分も出なきゃ!」という強い思いに駆られて本気で舞台女優を目指そうと思いました。

思えば小さい頃から、基本的に親の顔を伺って過ごしてきた私にとって、初めて芽生えた強い意志でした。

――舞台女優を目指すことについて周りの反応はいかがでしたか?

そうですね、正直当初皆が私の夢を応援してくれたかというと、そうではありませんでした。

特に私の母は教育ママで、学力の高い大学を卒業して、いずれは検事や弁護士になってほしいと思っていたようで、強く反対されました。

とはいっても私も本気でしたので引くこともなく、最終的には「そんな子はうちから出て行きなさい!」という流れになってしまって…。

それから一人暮らしをしながら、その地域では有名なダンススクールに通いました。宝塚や劇団四季を目指す子達もいるような本格的なスクールです。
(※父は私の夢を応援してくれていたので、家や学費・生活費はすべて父が用意してくれました。)

平日は高校の授業後の5時間、土曜日は丸1日週6日の稽古づけの毎日の始まりでした。毎日、体が動かなくなるまでひらすら稽古に打ち込みましたが、充実した毎日でした。

高校3年生になり、進路として大手の劇団のオーディションを受けましたが、その時は落ちてしまったんです。

「役者に必要なのは表現すること。芝居を学ぶことはいつでも出来るのだから、大学に行ってもっと社会を学んで、恋をして、それからもう一度受けにくるのがよい」

と言われ大学に進学し、卒業後、目標としていた劇団に所属することができました。

――努力の甲斐あっていよいよ本格的に夢が実現に近づいていますね。
ここまで来ると周りの反応にも変化があるのではないですか?

はい、一番大きいのは母が応援してくれるようになった事ですね。

大学を卒業する際に劇団を志す私に強く反対していましたが、当時所属していたゼミの先生が直接母と話をしたいと、面談の場を設けて下さったんです。

その場で母は、自分の娘が役者になれると思わないし、なぜ目指すのか理解ができないと伝えると、ゼミの先生が「あなたは娘さんの何を知っているんだ!」と。

当時、私が役者になるための努力だけでなく、しっかりと学業にも専念していたこと。ゼミにも積極的に参加をしていたこと等、私の今までの学生生活を伝えた上で、ここまですべての事に本気に取り組んだ娘さんの決断をなぜ理解できないのか、と母を説得してくださいました。

16で家を出て以来、私の生活を見ることがなかった母にとって、その説得の持つ意味は大きかったと思います。

その日を境に、母も私の夢を応援してくれるようになりました。

――加藤さんがすべての物事に真摯に本気で取り組んできた姿勢があったからこその応援ですね。

現在はどんなアルバイトをしていますか?

現在ファミリーレストランの店員としてアルバイトをしています。

劇団の稽古が週に6日あるので、稽古に差し支えない深夜の仕事を選びました。

以前、母と食事に行った際に、店員さん達がすごく生き生きと働いていて、お店の雰囲気もすごいよかった印象があったので、ここでなら楽しく働けるなと思ったんです。

実際に入ってみるととてもプロ意識の高いメンバーばかりで、つい最近お客様満足度調査でエリアナンバー1に選ばれたんです。

よい仲間に恵まれているなと感じています。

これから同じ夢を目指す人達向けてのメッセージ

これは私の持論ですが、1%でも可能性があるなら目指すべきだし、突き進むべきだと思います。

やらずに後悔だけは絶対にしたくないので。

自分が本気で目指して頑張っていけば、周りの人達も応援してくれるようになります。

応援されるようになれば、もっと勉強して成長しないとと思い、より努力出来るようになります。

そんないいループが生まれるように、その瞬間その瞬間を全力で生きようと思っています。