夢追い人応援プロジェクト 参加者インタビュー

ミュージシャン 相原 邦弘
名前
相原 邦弘
年齢
30歳
出身地
神奈川
バイト代
-
現在のアルバイト
マンション管理
ミュージシャン

あなたが追いかけている夢について教えてください。

現在、私はライブハウスなどでの弾き語りを中心に、歌手活動をしています。

本格的に取り組み始めたのは大学を卒業してからのなので、かれこれ10年近くになりますね。

もともと別に、音楽に道に進む気はなかったんです。

小学校の頃にピアノを何年か習っていて、歌うことは好きでした。学校の音楽の授業などでは比較的注目を集める方でしたが、だからといってプロになろうとは思っていませんでした。むしろそんな選択肢があると思っていなかったですね。

大学に入ってからは、ダンスのサークルに所属しました。

昔テレビで見たTRFに影響を受けて、中学校の頃からダンスには興味があったんです。高校時代まで部活などの組織に所属した経験がなかったので、どうしても大学のダンスサークルに入ってみたいという気持ちが強くて。

大学はそのサークルありきで受験した感が強いですね。

――どの位の時期に歌を本格的に始められたんですか?

そうですね。

少なくない話かもしれませんが、大学に入るまで自分の将来についてしっかりと考えたことがなかったんです。大学に入ること自体が目標になっていたんですね。

大学に入ってみて感じたことは、大学という場所が就職することを前提に存在する機関であるんだということ。大学生はその限られた4年の中で好きな事をしていく。

なんだかそれで将来ダンスで食べていきたいかと自分に問うた時に、それは違うかなと思ったんです。もちろんサークル自体は楽しかったですけどね。

その後曲を作ったり、ライブをしたりという挑戦はしましたが、別にそのタイミングで、音楽で食べていくんだという決意が固まったわけではありません。

就職活動でも「自分は周りの皆とは違うんだ」という、疎外感に近いような違和感を強く感じていました。

この会社で働きたいと思う場所が見つかることもなく、内定のないまま大学を卒業して、何度も自問自答を繰り返した結果、自分の中に残っていたのが音楽だったんです。

――相原さんの具体的に達成したい目標はなんですか?

こんなことをいうと変に聞こえるかもしれませんが、私には「売れたい・成功したい」という気持ちがあまりないんです。

普通は「いずれ武道館で」みたいな目標があると思うんですが…。

歌についての価値感も少し周りと違っていて、そもそも歌う上で、伝えたい何かがあってそれを表現するために歌う、ということになんだかしっくりきていないんです。

でも多くの歌手の方ってそうじゃないですよね。

だからすごく悩みました。自分の考え方は間違えているのかなって。

そんな中、運命的な出会いがあったんです。

それがアイスランドの世界的な歌手であるシガー・ロスとの出会いでした。

2008年の来日公演。曲が流れ、自分に触れた瞬間に涙が溢れ出てきました。

自分の中での「最高」の基準が出来上がった日であり、今まで自分が抱いていた違和感がすべて吹き飛んだ日でした。

シガー・ロスのスタイルは、言ってみれば「やりっぱなし」。何かを伝えるために、とかそういうこと考えていないんです。それでもあの圧倒的な存在感。

自分の中での目標が定まった気がしました。
「自分のポリシーを曲げずに歌い続ける」と。

結果については二の次かなと思っています。

私にとっては歌うことは人生そのものなので、自分の生き方が決まったようなものでした。

現在はどんなアルバイトをしていますか?

はい。実はアルバイトではないんですが、親の仕事を手伝っています。

マンション管理の仕事ですね。家賃の管理などの事務作業や清掃業務を担当しています。

比較的、自分の好きなペースで仕事が出来るので、音楽との両立という意味ではすごく相性がいい仕事だなと感じています。

昔、花屋さんのバイトをしたことがあったんですが、朝も早く意外と重労働で…。しっかりと調べてから選ばないとダメですね。

これから同じ夢を目指す人達向けてのメッセージ

自分も色々と悩みましたが、世の中は得意な人が得意な方向に行っているだけなんだと思います。

自分はたまたま声という才能を、普通の人よりも与えられて生まれた。だから歌の世界に生きている。

現代の教育システムでは難しいことかもしれませんが、自分の適性を皆が早い時期に見極めることが出来るようになればよいなと、本当に思います。

あとは音楽の世界を目指す人に関しては音楽以外の領域についても、色々な勉強をすることが重要かなと思います。

教養のない人の歌ってどうしても薄っぺらく聞こえてしまう気がする。自分を深める努力が必要ですよね。