夢追い人応援プロジェクト 参加者インタビュー

役者 田辺 萌
名前
田辺 萌
年齢
22歳
出身地
山梨
バイト代
時給1020円
現在のアルバイト
居酒屋
役者

あなたが追いかけている夢について教えてください。

現在私は「劇団ポプラ」という劇団に所属をしています。

全国の小学校での芸術鑑賞会での舞台を中心にお芝居(ミュージカル)を披露しています。最近ではオズの魔法使いのドロシー役を演じています。

――もともと田辺さんが役者を目指すきっかけはなんだったんですか?

もう記憶もないくらい昔の話ですけど小学校の低学年の頃にはもうアイドルに憧れていました。

具体的にアクションを起こしたのは小学校5年生のときで、ハロプロのオーディションを受けたんです。その時には合格には至りませんでしたが、その後中学校2年生の時に小さな芸能事務所に所属することになりました。そこからが私のキャリアのスタートですね。

でもなかなか自分が思うようにすぐに仕事が順調に入ってくるわけでもないので正直一度はあきらめようと思ったんです。その時事務所の社長が勧めてくれたのが今いる劇団のオーディションでした。

数人の枠に対して書類ベースで何百という応募があったようなので受かった時は本当にうれしかったですね。
入ってみたら厳しくてびっくりしましたけどw。

――現在感じている役者としての醍醐味を教えていただけますか?

役者というかこれはミュージカルの魅力かもしれませんが、お客さんの反応をすぐに目の前で感じることが出来ることですね。今までは撮影をしたものを後日放送、という形の作品に参加をしていたのでお客さんの反応までは見ることができませんでした。

その点ミュージカルだと事前に撮影、ということはまず無いですからね。自分の表現したことがその場でお客さんに響いている瞬間を味わうのはこの仕事ならではの魅力だと思います。

――ありがとうございます。それでは逆に大変な点も教えてもらえますか?

そうですね。これは劇団によっても違うと思いますが私の所属する劇団では1年を通して同じ役を演じます。
私のグループでは2つの作品を演じますが、その年に演じる演目の稽古を3月、4月の2か月で集中的に行います。

もうこの時期はとにかく大変ですね。
1日10時間以上の稽古は当たり前ですし、休みなしに1日中ダンスの稽古、なんでこともあります。
あまり世間一般ではそのイメージがないかもしれないですけど役者さんて体力勝負なんですよ。

あとは私の劇団は地方公演が多いので夜に公演が終わって、車で次の舞台に移動して、さぁ次の舞台、なんてこともあるのでその点は普通の職業にはない大変さかもしれませんね。

現在はどんなアルバイトをしていますか?

私は18で山梨から上京しましたが、それからずっと居酒屋でアルバイトをしています。

もともと同じ役者を目指す友人に薦められて始めましたが、とにかく良いアルバイト仲間に恵まれてすごく楽しく仕事が出来ています。

――居酒屋のアルバイトの特徴を挙げるとしたらどんなことろですか?

そうですね。居酒屋って他の飲食店と比べてオーダーの入る回数が多いので接客頻度が高い職種だと思います。その中でお客様と独特の「ノリ」みたいなものが生まれてきて、それが楽しめる人にはとても向いている職種だと思いますよ!

私の場合は居酒屋のお客さんが舞台を見に来てくれたりしてすごく楽しめる職場です。

――夢との両立、という点も踏まえてアルバイトの大変なところや面白味のある点を教えて下さい。

まずはアルバイトに入れる日が限られてしまっている点ですね。稽古が集中する3月、4月はもちろんそうですが、1年のうち100回ほどある舞台の内ほとんどは地方での公演なのですので。

また、職業柄急にバイトに入れなくなってしまうこともあります。

居酒屋のような職場でスタッフが1人減る、というのは相当な迷惑をかけてしまうことになるのですが、バイト仲間は文句も言わず応援してくれて本当に感謝しています。

これから同じ夢を目指す人達向けてのメッセージ

難しい質問ですね。

私の周りを見ていると役者さんって最初はみんなバイトをしていると思います。中にはバイトがすごく楽しくてハマってしまって本業の稽古がおろそかになってしまって、、なんていう人もたまにみかけるので、自分がなんのためにバイトを頑張っているのかは忘れないでほしいなって思います。

夢に向かって頑張るって、口に出していうより大変なことだと思います。当然やめようと思うこともあると思います。

もしかしたら今、器いっぱいに水が貯まっていてあと1滴であふれる、ということろまで来ているかもしれない。でも当人はそんな事わからないから常に不安ですよね。

私の場合は劇団のオーディションが1つ大きなきっかけとなりましたがもちろん運もあったと思います。

簡単には言えないけど、自分が本当に満足いくまで挑戦したのか・しているのか。
それが大事なのかなと思います。